この「下地によるシンナーの吸い込み」と云う概念は、一般的な模型塗装の解説にはまず出て来ないのでなじみが薄いと思いますが、ツヤあり塗装を本格的にやる場合には重要なファクターです。グロス仕上げのHow-toには良く「塗料がタレる寸前まで吹く」といった表現が出てきますが、こうしたコントロールをする為には、その時点で下地がどこまでシンナーを吸ってくれる状態にあるかを見極める能力が欠かせない物となるのです。